コルソ アルティジャーノ ケンゾー
木越靴職人塾へようこそ
information
これからの靴業界に必要な「創造する職人」を育成する新しい形の靴職人塾が2008年4月開講しました。
Whats New
- 10年度下期全日制生徒の募集を開始しました。募集人員は3名です。
- 土曜日コースは現在1名を募集中です。
- 全日制、土曜日コースそれぞれ仮登録を行っておりますので、次期講習参加ご希望の方、或いは体験講習ご希望の方はメールフォームから御申し込み下さい。
- 講習日程をアップロードしました。(2010/3/20更新)
- 体験講習は現在毎週火曜日を予定しています。お問い合わせ下さい。
- 講習内容等、不明な点を整理しました。受講料等税抜き、税込みを整理しました。
- 入門用道具代の内容を明記しました。既にお持ちのものがある場合は、其の分ご返金いたします。
- 型紙製作の動画をUPしました。型紙製作の具体的な例を動画でご覧下さい。他のバージョンも都度アップします。初心者の生徒は約半年でこの程度の型紙を作れるようになります。この後の製甲は更に修練が必要です。
- 講習料の分割等お支払いの件はご相談ください。
基礎編の型紙、メンズ・外バネのメイキングビデオです。(patterner:KENZO KIGOSHI)
- メールフォームの不具合を修正しました。
後期講習が始まりました。
- 09年度講習スケジュール表をご用意しました。
講習スケジュール
☆
2010-09-01
パンプスの組み立てを写真で紹介しています。(途中で製甲が変わっておりますが作業は同じです)
当社講師がシューフィルザッツに紹介されました。
http://www.shoephile.co.jp/actionbrowser/080618162910/index.htm#

☆
2010-09-01
予約回数制コースを追加しました。 会社やその他の学校に通う方で、土曜日だけ講習を受けたい人向けのプログラムです。
☆入門コースの開設を予定しております。現在準備中です。
体験講習募集中。講師の話を直接聞き、工房を実際に見てみませんか?
コルソアルティジャーノ案内地図
コルソアルティジャーノケンゾーの准講師の独り言。
講習の様子
土曜日コース
10/08後期講習開始
10/16講習の様子です。
03/03ご無沙汰しました。
4/6コルソ講習開始。
4/13後期はデザイン画講習。
8/31後期講習最終講習はつり込みの授業
コルソアルティジャーノケンゾーの靴製作講習について
2010年所信表明
プロの技術講習
コルソアルティジャーノケンゾーの靴講習はプロフェッショナルになるための講習です。
よくいわれる「手作り」と称する個人生産の靴作りを教えるのではなく、
あくまでもプロダクト(量産)を最終的な目標として靴作りを教える工房です。
靴を生業とするためには、靴プロダクトの業界で長年の実践経験があり、
現役で靴業界で仕事をしている人に学ぶのが一番早いでしょう。
しかし、靴製造技術の基礎がなければメーカーで働く事はむずかしい。
そのため、コルソアルティジャーノケンゾーは株式会社ダッシュカンパニー内にあり、
現場では生徒が実践的に学べるようになっています。
プロのプロダクト
靴は子供でも作れるという人もいます。
靴は手作りがいいという人もいます。
靴は手縫いが一番という人もいます。
それぞれに正しい事かもしれませんが、
子供でも作れる靴があるだけで、大人が欲しがる靴は多種多様です。
また、手作りは全ての靴作りに必要な事であって特別な事ではありません。
手縫靴は良い接着剤がなかった頃の技術で、コストパフォーマンスが悪い。
私たちの教える靴作りの技術は社会で認められる商品を作るためのものです。
一人で、あるいはグループでの靴作りの技術を学んで、小ロット、極小ロット
の量産を学びます。
量産には機械も使いますが、手作業をおろそかにする訳ではありません。
また、コストパフォーマンスの良い靴を作るための様々な技術や工夫を覚えないと、
独り立ちする事も出来ませんし、独り立ちする力がなければ、グループの中で
成り立つ事も出来ません。
また、我々の言っているプロダクトは、中国、アジアで行われるような
大規模量産を指しているのではありません。
あのように大量生産するものに革という自然の材料を使用するのは
本来無理があるし、その特徴を生かす事は困難です。
革は自然の生産物ですから品質は均一ではなく、さらに味わいを
生かすためには生産スピードに限界があります。
大手激安販売店のように安価で販売するためには大量生産が必要ですが、
そこに自然革はマッチしないのです。
実際、ナイキなどのスポーツシューズは合皮又は生地を多く使って作られています。
無理に量産したものはいかにも残念な商品となっていますし、
消費のサイクルも早くなって、無駄に廃棄物を増やす結果になってしまいます。
もし、そういった衣料のシステムで革靴を作ろうとすれば、
そのイレギュラー度合いに驚き、歩留まりの悪さに驚き、撤退を余儀なくされるでしょう。
靴業界の過ちと遺産
日本もこの何十年か、この方向で間違った靴づくりを行ってきました。
大量生産に最適の革を開発するために革のなめし方を研究し、
手早く出来る機械と技術の開発に力を注いできました。
そういった技術開発は家電や機械、車などの分野では大きな
成功を収めていますが、靴業界は失敗しました。
本来、靴作りというのは自然のものを生かして作り上げなければ
ならなかったのに、効率を重視して、これをないがしろにしてきました。
国内需要だけをマーケットにして内向したために、世界レベルでの
技術開発やブランドを輩出出来ませんでした。
その結果、世界の靴開発のリーダーは未だに革を生かす事を
知っているイタリアであり、量産は国家戦略中の中国に取って代られました。
過去の積み重ねのすべてが無駄だったわけではありません。
それらは過去の時点において、必ず消費者の生活を豊かにしてきたのも事実です。
全ての現代の靴作りに使われている靴資材にしても、道具にしても、機械にしても、
全て過去に研究開発したものを今でも使っているのです。
それは手作り靴でも、手縫い靴でも、量産靴でも同じように使っている
この国の靴作りの基礎です。
靴作りに携わるならば、それのいずれも否定する事は出来ません。
過去を否定するならば、それの連なりである現代をも否定する事になります。
電車に乗らず、家電を使わず、携帯を持たず、車に乗らずには現代で生活する事は
出来ませんから。
マイクロプロダクト
残念ながら、現代の消費者が評価する良い靴の指標が安値ありきに
なってしまっているのですが、遅かれ早かれ、消費者は本当に買い得なものが
何かを理解する事になるでしょう。
普遍的な製品の良さを理解する事になるでしょう。
手間をかけ、工夫し、自然を慈しんだ結果のプロダクトは消費者の利益となるものです。
其の時になって、我々の定義する新しいプロダクトが重要になるのです。
そのプロダクトとは「マイクロプロダクト」のことです。
マイクロプロダクトというのは、一つのデザインの靴の生産数が50~100足に満たない靴の事。
このマイクロプロダクトに、日本の靴作りの未来があります。
現代の消費者の嗜好は刹那的な使い捨ての安価品購入か、自分を演出する唯一の価値を持った
良品購入かの二通りが大勢を占めています。
日本で靴作りを継続するには、後者の嗜好に合う製品作りが必要です。
もちろん其の製品はプロダクトレベルになければ生業になりません。
いくら手作りの靴を学んでも、結局は拡大再生産を学ばなければ食べてはいけません。
手縫いの靴は言わずもがなです。
手縫いでなくとも、自分の靴を作る程度の技術では食べていけないのです。
対してマクロプロダクトでは量産国に太刀打ち出来ません。
マイクロプロダクトはこの間を埋めて成り立つのです。
例えば個人が靴作りを始めたとして、ある程度の生産数をこなさねばならない場合、
手裁ちでは限界があります。
行程として、デザイン、木型製作、パターン製作まではどの場合も同じです。
その後の裁断、製甲、底付け、仕上げをどうするかにかかってきます。
製甲はミシンこそ機械ですが、それさえ殆どが手作業です。
底付けの機械を使うにはある程度の規模、投資、場所が必要になるので個人レベルではありません。
仕上げはそれこそ手作業で手間をかけるだけ良いものが出来上がります。
其の中で裁断だけが、極小ロット生産のための機械化の恩恵に預かれる行程です。
個人商店では売るのも、作るのも、営業するのも自分です。
そんな個人には、手裁ちをしている時間がありません。
その人があるお店で売る商品を頼まれた場合、一日一足くらいなら手裁ちでも生産可能でしょう。
しかし、それが日産5~10足と増えていき、30~40という数になると、
抜き型を使う従来の量産を考えるようになります。
靴はパーツが多く、片足で20パーツを超えるものもあり、しかも必ずペアでなければならない。
10足くらいなら何とかなっても、50足では2000パーツを裁断しなければならなくなります。
普通、抜き型を利用する量産というのは1デザイン300足くらいが
ミニマムと言われていますから、例えば1デザイン50足という量産数は手裁ちも
ままならず、抜き型を作ると赤字になってしまうという量産数なのです。
私たちはこの少量量産数をマイクロプロダクトと呼んでいます。
靴を生業にするシステム
この極小ロット生産を解決するのが、当社の行っているCADCAMデータ裁断です。
これにより手断ちから解放され、高価な抜き型を作る事もなく、
十分採算の取れる極少量産をする事が出来ます。
このマイクロプロダクトでの個人の独立というのが、コルソアルティジャーノケンゾーが
プロの技術を磨いてもらう目的なのです。
生産業の衰退する日本の業界において、これだけは続けて行く事が出来るのです。
当方の講習を完了し、さらに足りなければ追加授業を受けて自分の技術レベルに満足が
いったなら、今度は当社のシステムを利用したマイクロプロダクトでの生業が可能になるのです。
これが、プロの技術者が靴を生業に出来るシステムです。
中途半端な手作りでは生み出せない、様々な靴が世界中には存在します。
靴を生業として生きて行くためにはそれらと競わなければなりなりません。
その競うための技術を高度に熟練し、さらに高度なテクノロジーを利用した
データ裁断を利用したマイクロプロダクトによって、これからの靴業界は
成り立っていくのだと思います。
SLOWSHOES WEB
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